★世界の運命を握る「影の銀行システム」

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★世界の運命を握る「影の銀行システム」

11月18日、G20傘下の財務相会議である「金融安定委員会」(FSB)が、「影の銀行システム」の世界的な規模について、08年のリーマンショック後に61兆ドルだったものが、最近では67兆ドルまで増えているとする報告書を発表した。この額は、世界の金融総資産の約半分に当たる。

http://www.bloomberg.com/news/2012-11-19/shadow-banking-grows-to-67-trillion-industry-regulators-say.html
Shadow Banking Grows to $67 Trillion Industry, Regulators Say

影の銀行システムは、銀行の勘定外で行われるため金融当局の監督や規制を受けない取引と資産の総称だ。不動産担保債券、各種デリバティブ、MMF、CDS(債券破綻保険)などが含まれ「債券金融システム」とも呼べる。預金と融資で成り立つ従来の「表の銀行システム」の外側にあるので「影の銀行システム」と呼ばれる。表のシステムが、当局によって厳しく実態把握され管理されているのと対照的に、影のシステムは総額すら不明確で、全く管理されていない。影のシステムは、1985年の米英金融自由化によって基盤が作られ、90年代末から拡大し、2002年に26兆ドルだった総規模が、07年に62兆ドルに膨らんでいる。

http://www.dailyfinance.com/2012/11/20/shadow-banking-67-trillion-threat-economy/
Shadow Banking: The $67 Trillion Threat to the U.S. Economy

08年のリーマンショックの金融危機は、影のシステムにおける信用不安(債券市場の凍結)によって起きた。影のシステムは世界の金融総資産の半分を占めるので、リーマン危機によって影のシステムが部分的に崩壊しただけで、世界経済は未曾有の大不況に陥った。リーマン危機で影のシステムの総額は1兆ドル減ったが、その後再び増加に転じ、今に至っている。影のシステムは、この20年間の米国を中心とする先進国経済の持続的な成長を主導してきた。

http://www.ft.com/cms/s/0/48b78190-3278-11e2-916a-00144feabdc0.html
Banking must not be left in the shadows

米英主導の先進諸国は製造業が不振でも経済成長してきたが、それは影のシステムが生む金融の儲けがあったからだ。影のシステムの縮小を容認すると、世界経済も縮小・崩壊する。だから世界経済の成長維持のためには、影のシステムを膨張させると再びリーマン危機のような金融バブル崩壊が起きるとわかっていても、システムを膨張させないわけにいかない。影のシステムがどうなるかが、人類の未来を握っている。人類は、ほとんどの人が気づかぬうちに「影の銀行システム中毒」にかかり、症状がしだいに重くなっている。

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